「おばんざい」という素朴で日常的な献立を、"ここで食べるからちょっと特別に"、でも"ほっと落ち着いて味わえる"お店。それが、この「絵日傘」です。
上野で長年お店をやってきたオーナーが再出店なさるにあたりこだわられていたのは、「ほっと落ち着く雰囲気」。そこで内装は、日本の古民家をベースに、木の風合いと柔らかで温かい光を意識してプランニングを行いました。
まず目を惹くのは、店の顔でもある銀杏の一枚板のカウンター。オーナーと一緒に材木屋に行って選んだ、こだわりのカウンターです。向かいの小上がり席上の欄間には、おばんざいを味わうために欠かせない美味しいごはんからイメージを膨らませ、"稲穂"をモチーフにした透かし彫りを施しました。左官壁には店名の「絵日傘」を描き、空間に彩りを添えます。
こうした見た目の部分以外にも、実は、左官壁の下には空気を浄化するための備長炭が塗装してあるなど、目に見えない居心地の良さまで考えたオーナーの心遣いが、空間全体に散りばめられています。おもてなしの心がつまった空気を、ぜひ自慢のおばんざいと一緒に味わいに行ってみて下さい。
ご依頼内容:新規おばんざい店オープンに伴う企画・デザイン・設計・施工
物件内容:商業ビル1F 43m2 / 13坪
竣工:2011年4月